アパートに出たムカデの駆除方法は?侵入経路と対策も解説

ムカデが突然アパートに現れ、不安や恐怖を感じたことはありませんか。
実は、賃貸物件はムカデの侵入や被害が起きやすい環境です。
本記事では、ムカデの生態から侵入防止策、安全な駆除方法までを解説いたします。
賃貸アパートでムカデ対策に悩んでいる方は、ぜひ本記事をご参考になさってください。
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ムカデとはどんな生き物か

ムカデ駆除に悩む際、ムカデの特徴や習性を正しく知ることが大切です。
まずは、ムカデの生態と賃貸アパートで被害が起きやすい理由について、解説していきます。
ムカデの特徴
ムカデはたくさんの脚を持つ虫で、その体は節ごとに1対の脚が生えています。
頭のすぐ下にある脚は、「毒爪(どくづめ)」と呼ばれる鋭い牙に変化しており、これで獲物を捕らえたり、外敵から身を守るために毒を注入するのです。
日本国内の家屋でよく見られるのはトビズムカデといった種類で、大きいものだと体長が15㎝ほどにもなります。
万が一、ムカデに咬まれてしまうと、咬まれた部分に激しい痛みや赤み、腫れといった症状が現れるため注意が必要です。
活動時期
ムカデは、特定の時期になると活動がとくに活発になるため、そのタイミングを知っておくことが大切です。
具体的には、産卵期と重なる5月~8月にかけてが活動のピークとなり、少し涼しくなる9月~10月の初秋にも、再び活発に動き回る傾向があります。
ムカデは夜行性なので、主に日が沈んだ後の暗い時間帯に徘徊して餌を探します。
とくに、湿度が高い雨上がりの日や梅雨の時期は、ムカデにとって動きやすい環境となり、室内への侵入リスクが高まるでしょう。
ムカデは乾燥を極端に嫌い、普段は湿り気のある落ち葉や石垣の下、排水溝の周りなどに潜んで生活しています。
ムカデの被害事例
賃貸アパートでムカデの被害が起きやすい背景には、建物の構造的な隙間の多さや、立地条件が関係しています。
実際に報告されている被害事例としては、深夜に寝室へ侵入したムカデに、就寝中の方が咬まれたというケースが少なくありません。
また、玄関に置いていた靴の中にムカデが潜んでおり、出勤前に足を入れてしまい、咬傷被害に遭ったという事例もあります。
これらの被害は、共用部分の排水溝が清掃されていなかったり、室内の換気不足で湿度が高かったりする環境と、重なりやすい特徴があります。
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アパートのムカデ対策

前章ではムカデの生態や被害のリスクについて述べましたが、やはり「どう防ぐか」が気になるところですよね。
ここでは、ムカデを寄せ付けない環境づくりと侵入防止策について解説いたします。
侵入経路の見極め方
ムカデは体が柔らかく、自身の体の幅より少し大きい程度の隙間さえあれば、簡単に室内へ侵入できてしまいます。
そのため、対策の第一歩としてもっとも重要なのは、ムカデがどこから入ってくるのかという、「侵入経路の特定と遮断」です。
換気扇や給気口、浴室やキッチンの排水口、窓枠のゴムパッキンの劣化部分などは、代表的な侵入口として挙げられるでしょう。
また、玄関ドアの敷居との間にできたわずかな隙間や、エアコンの配管周りを埋めているパテの剥がれも、格好の侵入経路となります。
まずは夜間に懐中電灯を使い、お部屋の電気を消した状態で、外壁のくぼみや基礎の換気口などを照らし、光が漏れる場所がないか探してみましょう。
もし光が漏れて見える箇所があれば、そこがムカデの侵入経路となっている可能性が高いので、印を付けておくと効果的です。
換気・除湿の工夫
侵入経路を塞ぐことと並行して、室内外の温度と湿度を適切に管理することも、ムカデ対策において重要です。
ムカデは、湿度が60%を超えるジメジメした環境で活動が活発になるため、室内を常に乾燥させておくことが大切です。
とくに、梅雨から夏にかけての時期は、除湿器やエアコンのドライ機能を1日に合計6時間以上は稼働させ、湿度を50%台に保つことを目指しましょう。
アパートの1階に住んでいる場合は、地面からの湿気が床下に溜まりやすいため、押入れや洗面所の扉を開けて空気を循環させる工夫が欠かせません。
忌避用品の活用法
ムカデ対策として市販されている用品には様々な種類があり、それらを組み合わせることでより高い効果が期待できます。
たとえば、見つけたムカデをすぐに退治したい場合は、即効性のある殺虫スプレーが有効で、1本おおよそ800円で購入可能です。
一方で、効果を長持ちさせたい場合は、窓やドアの周りに貼るタイプの侵入防止テープや、粒状の忌避剤がおすすめです。
これらは1,000円以下で手に入るものが多く、耐水性のある製品を選べば、1か月~2か月ほど効果が持続します。
人体やペットへの安全性を重視するなら、ヒバ油などを用いた天然成分の忌避剤もありますが、効果が短いためこまめな補充が必要です。
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アパートのムカデを駆除する方法

ここまで、ムカデの生態や侵入防止策を解説しましたが、いざ遭遇した場合の駆除方法もおさえておきましょう。
最後に、安全かつ確実にムカデを駆除する手順について解説していきます。
家庭でできる応急処置
万が一、室内でムカデに遭遇してしまった場合、家庭にあるものでも応急処置が可能です。
ムカデは熱に弱いという弱点があり、60℃以上のお湯をかければ、10数秒ほどで動きを止めることができます。
ただし、フローリングなどの床材にお湯をかけると変形する恐れがあるため、その場合は金属製のボウルなどを被せてから熱湯を注ぐと安心です。
熱湯の準備が難しい状況であれば、台所用の中性洗剤を水で10倍ほどに薄めたものを、スプレーボトルに入れて吹きかける方法も有効です。
駆除作業をおこなう際は、厚手のゴム手袋や長袖長ズボンを着用し、ムカデから40㎝以上の距離を保って自身の安全を確保しましょう。
殺虫剤・ベイト剤の選び方
市販の殺虫剤を上手に活用することで、より効率的にムカデを駆除することが可能になります。
室内で発見したムカデを素早く退治したい場合には、即効性の高いピレスロイド系の殺虫スプレーが、もっとも適しているでしょう。
このタイプの殺虫剤は、30秒以内に対象を麻痺させることができ、使用後のにおいも残りにくいため、アパートなどの集合住宅でも使いやすいです。
ただし、魚類や爬虫類をペットとして飼っているご家庭では、これらの動物に毒性を示すことがあるため、使用場所には十分注意しましょう。
屋外からの侵入を防ぐ目的では、ベイト剤と呼ばれる毒餌タイプの駆除剤を設置するのが効果的です。
雨で有効成分が流されにくい容器入りのタイプを選び、建物の基礎沿いや排水溝の周りに、1.5m~2m間隔で配置すると良いでしょう。
専門業者への依頼
個人での対策を続けても被害が収まらない場合は、害虫駆除の専門業者へ依頼することも検討しましょう。
賃貸アパートの場合、専門業者による駆除費用の相場は、お部屋の広さにもよりますが、おおよそ1万5,000円~3万円程度となっています。
専門業者に依頼する際は、まず管理会社や大家さんに連絡し、駆除作業をおこなっても良いかどうかの許可を必ず取りましょう。
ペットを飼っている場合は、事前に種類や体重を業者へ伝え、安全な薬剤を選んでもらうなどの配慮が必要になります。
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まとめ
ムカデは毒を持ち、とくに5月~10月の湿気が多い時期に餌を求めて活動が活発になり、賃貸アパートのわずかな隙間から室内に侵入することがあります。
対策としては、まず換気扇や配管周りなどの侵入経路を特定して塞ぎ、除湿器などで室内の湿度を50%台に保ち、忌避剤を効果的に活用することが重要です。
万が一室内に侵入された際は、60℃以上の熱湯や殺虫剤で対処し、被害が続く場合は費用を確認のうえで、専門業者へ駆除を依頼しましょう。
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