賃貸物件の害虫駆除費用は誰の負担?発生の原因・環境条件を解説

賃貸物件の害虫駆除費用は誰の負担?発生の原因・環境条件を解説

自宅でハエやゴキブリ、シロアリなどの害虫に悩まされたら、専門業者に害虫駆除作業を依頼するのが一般的です。
しかし、ここで疑問になるのは「賃貸物件に住んでいる場合、害虫駆除の実施費用は誰の負担になるのか」ではないでしょうか。
今回は、賃貸物件において害虫駆除費用を負担するのは誰なのか、害虫が発生する原因・発生しやすい建物の条件とともに解説します。

賃貸物件で害虫が発生する原因

賃貸物件で害虫が発生する原因

賃貸物件で害虫が発生する主な原因は「掃除不足」「湿気がこもっている」「付近に飲食店や水辺がある」「段ボールに付着している」の4つです。
具体的に何が害虫を呼んでいるのか、対処法とともに解説します。

原因①掃除不足

賃貸物件で害虫が発生する原因として、まず考えられるのが掃除不足です。
ごみを長らく溜め込んでいたり、食べかけ・飲みかけの飲食物や三角コーナーの生ごみを放置していたりすると、害虫を呼び寄せてしまいます。
心当たりがある場合は、こまめな掃除・ごみの除去を意識しましょう。
くわえて、ふた付きのごみ箱を用意したり、ごみ袋を二重にしてにおい漏れを防いだりするとより効果的です。

原因②湿気がこもっている

害虫は、じめじめとした湿度が高い空間を好む傾向にあります。
家の中の掃除をこまめにしていても、日当たりや風通しが悪いために湿気がこもっていると害虫が発生しやすいです。
1階にある賃貸物件は害虫が多いと言われる理由も、上階に比べて日当たり・風通しが悪いことが影響しています。
窓を開けて空気の入れ替えをする機会を増やしたり、積極的に換気扇を回したりして、湿気を外に逃がすことを心がけましょう。

原因③付近に飲食店や水辺がある

飲食物と水回り設備がそろう環境である飲食店は、どれだけ対策を施しても害虫が発生しやすい場所の代表例です。
また、川や池などの水辺にも多くの生き物が生息しています。
下の階に飲食店が入っていたり、水辺がすぐ近くにあったりする賃貸物件は、部屋自体に原因がなくても害虫が侵入しやすいです。
この場合、掃除や換気をおこなう方法では原因を取り除けないため、細かな箇所まで見逃さずに害虫の侵入経路を塞ぐことが求められます。
ずれてしまっている網戸の枠、換気口・換気扇、排水口、ドアポストなど、外とつながっている隙間は意外にも多いものです。
防虫用のフィルター・キャップを取り入れたり、テープで塞いだりして対処しましょう。

原因④段ボールに付着している

段ボールは紙製でよく湿気を吸うため、害虫が好んで中に潜んだり、卵を産みつけたりすることがよくあります。
その段ボールが家の中に持ち込まれると、害虫が侵入するきっかけになってしまうのです。
不要な段ボールは早期に処分しましょう。
とくに、食品が入っていてにおいが残るものや濡れたものは、極力家の中に持ち込まないようにすることが重要です。

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賃貸物件での害虫駆除費用は誰が負担する?

賃貸物件での害虫駆除費用は誰が負担する?

賃貸物件での害虫による被害が大きく、自力で対処しきれない場合は、専門業者に害虫駆除を依頼しましょう。
賃貸物件における害虫駆除の実施費用は、入居者の負担になることが多いものです。
ただし、害虫が発生している原因によってはその限りではありません。
以下のようなケースでは、費用が管理会社や大家さんの負担になる場合もあります。

●建物の老朽化
●配管の詰まり
●以前の入居者の使い方に問題があった


それぞれ、具体的にどんなケースなのかを解説します。

ケース①建物の老朽化

建物の老朽化が進むと、次第に構造がゆがみ、窓やドアなどに隙間ができやすくなります。
その隙間から害虫が侵入してしまっているケースです。
また、老朽化などが原因で起こる雨漏りは、シロアリ被害を呼ぶ原因にもなります。
そのほか「入居時から網戸が破れていた」など、入居者に責任がない事由が認められれば、管理者側の負担で害虫駆除を依頼できる可能性があります。

ケース②配管の詰まり

水回り設備と水道をつなぐ配管には、下水道から悪臭や害虫が上ってくるのを防ぐ排水トラップが付いています。
排水トラップがなんらかの理由で詰まったり、劣化して機能しなくなったりすると、排水口から害虫が湧いてしまうのです。
配管の状態を整えるのは管理者の役目であるため、配管に関わるトラブルが認められれば、その対策や同時におこなう害虫駆除の依頼費用を負担してもらえるでしょう。

ケース③以前の入居者の使い方に問題があった

自分の前に賃貸物件に住んでいた入居者の使い方が悪く、害虫を呼ぶ原因を作ってしまっていることがあります。
たとえば、放置された油汚れがあちこちに残っているケースなどです。
本来、次の入居者にとってトラブルの原因になり得る要素は、引き渡し前に管理者が除去しておかなければなりません。
管理者による整備が不十分であった場合には、管理者側に害虫駆除費用の負担を求められる可能性があります。
ただし、現入居者の責任ではないことを客観的に証明することが難しい場合も多いです。
相談・交渉の結果、管理者側の過失が認められないこともある点に注意しましょう。

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害虫が発生しやすい賃貸物件の条件

害虫が発生しやすい賃貸物件の条件

賃貸物件を探す場合には「害虫が発生しやすい環境」に注意しましょう。
害虫が発生しやすい賃貸物件の条件は、主に「近隣に飲食店が多い」「近隣に公園や水場がある」「1階である」「築年数が古い」の4つです。

条件①近隣に飲食店が多い

賃貸物件の飲食店が多いことは、害虫のエサ場になり得る場所が多いことと同義です。
住民側・店舗側がともにできる限りの対策をしていても、害虫の侵入を防ぎきれないことはよくあります。
害虫発生の根本的な原因を除去したいなら、入居を決める前に周辺環境まで確かめて、付近に飲食店がないところを選びましょう。

条件②近隣に公園や水場がある

緑豊かな公園や川・池などの水場には、多くの害虫が棲みついています。
とくに夏場には、水辺の近くに虫が集まっているのを見かけたことがある方も多いでしょう。
公園や水場付近の賃貸物件にはどうしても害虫が侵入しやすいです。
原因を根本的に除去するなら、飲食店と同様に前もって入居自体を避けることが求められます。

条件③1階である

賃貸物件の1階は、上階に比べて害虫が発生しやすい場合があります。
すべての賃貸物件に共通するわけではありませんが、以下のような条件がそろう部屋には注意しましょう。

●日当たり・風通しが悪い(湿気がこもりやすい)
●木造の建物(隙間が生まれやすい)
●ドアポストがある
●近隣住民がベランダにごみを放置している


入居を決める前に、建物内外の様子をよく確認することが重要です。

条件④築年数が古い

建物が経年劣化すると、徐々に構造がゆがんで隙間が生じることがあります。
住人が観察するだけでは気づけないほど小さな隙間が、害虫の侵入経路になってしまうのです。
ただし、リフォームやリノベーションによって設備を刷新した部屋は、築浅物件と同程度まで隙間のリスクが下がることもあります。
築年数だけで判断するのではなく、リフォーム・リノベーションの履歴にも目を向けてみてください。

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まとめ

賃貸物件で害虫が発生し、対処に困ったら、専門業者への害虫駆除の依頼を検討しましょう。
害虫駆除にかかる費用は発生原因とタイミングによって負担者が変わりますが、原因が管理者側にあると認められれば、全額負担してもらえる可能性もあります。
害虫が発生しやすい賃貸物件の条件は「近隣に飲食店が多い」「近隣に公園や水場がある」「1階である」「築年数が古い」の4つです。

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