IT重説とは?賃貸契約での仕組みや注意点についても解説

賃貸契約時に欠かせない「重要事項説明」が、現在ではオンラインで完結できる時代になってきました。
オンラインで完結できる仕組みは「IT重説」と呼ばれ、対面せずにパソコンやスマートフォンで説明を受けられるのが特徴です。
移動や日程調整の手間が省ける一方で、円滑に進めるためには事前準備や理解しておくべき注意点もあります。
本記事では、IT重説の概要や実施の流れ、契約時に押さえておくべきポイントについて、解説いたします。
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IT重説とは

IT重説とは、不動産屋に行かなくても、自宅のパソコンやスマホを使って、ビデオ電話で重要事項説明を受けられる便利な仕組みのことです。
IT重説の導入により、遠方への引っ越しや、仕事で時間が取れない場合でも、場所を選ばずに契約手続きを進めることが可能になりました。
オンラインで実施される重要事項説明
IT重説とは、借主がパソコンやタブレットなどを通じて、宅地建物取引士からリアルタイムで説明を受ける制度です。
重要事項説明書は、不動産会社から借主へ電子的または郵送で交付され、画面を共有しながら映像と音声で双方向に内容を確認します。
借主側は、説明内容を理解したうえで質問し、疑問を解消したうえで契約へ進むことが求められます。
IT重説で交付される書類は、紙の写しと同等の効力を持ち、電子データで保存すれば後日の確認や再発行も容易です。
借主は、説明終了後に保存場所と閲覧方法を確認しておくと、退去時の精算や更新時の条件確認に役立ちます。
IT重説の定義と背景
IT重説の正式名称は、「情報通信技術を活用した重要事項説明」で、平成29年の社会実験を経て制度化されました。
当初の対面原則は、ITの進展や働き方改革により再検討され、移動制限が生じた新型コロナウイルス感染症の流行も普及を後押ししました。
現在では、遠隔地に住む学生や転勤者、高齢者など多様な層がメリットを享受しています。
制度化により、全国の不動産会社が導入マニュアルやFAQを公開し、利用者が手順を自習できる環境も整ってきました。
また、自治体や業界団体による講習動画が無料公開され、初めて利用する人でも操作の流れをイメージしやすくなっています。
2017年10月1日から本格導入された制度
2017年10月1日に賃貸取引で本格運用が開始され、2021年3月30日からは売買の取引でも利用可能になりました。
導入当初は、通信品質のばらつきが課題とされましたが、5G回線や高速Wi-Fiの普及に伴い、接続の安定性は大きく向上しています。
一方で、通信障害時の再説明方法や個人情報保護への配慮など、運用面での課題も残るのも事実です。
国土交通省はガイドラインを随時更新し、事業者向けの研修やチェックリストを整備しています。
利用者が増えるにつれ、説明の録画データを暗号化して保存する仕組みや、AIによる本人確認サービスなど新たな技術も導入されています。
こうした改善は、今後さらに遠隔契約の安全性を高めるものとして期待されてるのです。
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IT重説のやり方と流れ

IT重説は、まず書類を事前に受け取って疑問点をまとめ、次にパソコンやスマホの準備をして日時を決め、当日はビデオ通話で説明を聞いて最後に書類を返す、という流れでおこないます。
特に事前の準備がスムーズな進行の鍵となるため、初めての方でも安心して臨めるよう、やり方とコツを確認していきましょう。
重要事項説明書の事前送付と確認
まず、宅地建物取引士が作成した重要事項説明書が借主へ電子メールや郵送で送付されます。
借主は契約前に書類を読み込み、疑問点を整理しておくことで当日の説明が円滑になります。
敷金や礼金、更新料、管理費など費用面、物件の構造・築年数・設備などは後にトラブルになりやすいため念入りに確認してください。
わからない用語には付箋を付け、説明の際に質問できるよう準備すると安心です。
説明書のPDFには、ハイライト機能やコメント機能を付与する事業者も増えており、借主が疑問箇所を直接書き込めるため利便性が高まっています。
日程の調整と準備内容
書類確認後、借主と不動産会社でIT重説の日時を調整します。
使用機器は、カメラ付きPC・タブレット・スマートフォンなどで、映像と音声が安定して双方向通信できる環境を確保しましょう。
事前に接続テストをおこない、映像や音声に問題がないかを確認すると当日のトラブルを防げます。
インターネット回線が不安定な場合は、有線LANを利用するか、通信量に余裕のあるモバイル回線を準備しておくと良いでしょう。
また、周囲の雑音を避けるため静かな場所を確保し、バッテリー残量や照明環境もチェックしておくと、説明が聞き取りやすくなります。
説明を受ける端末は画面サイズが大きいほど資料が見やすいため、可能であればノートPCや外部モニターを活用するのが望ましいです。
通信環境が改善しない場合は、録画を行ったうえで再度双方向説明を実施するなど、代替策を協議します。
IT重説の実施と書類の返送手続き
当日は、宅地建物取引士が画面越しに取引士証を提示し、本人確認のうえ説明書に沿って1項目ずつ説明を進めます。
借主はその場で質問でき、所要時間は物件内容にもよりますが30分~1時間程度です。
説明終了後に、契約書や同意書が郵送または電子契約システムで送付されるため、内容を確認し署名・捺印または電子承認を行って返送します。
電子契約の場合は、ワンタイムパスワードや電子署名サービスを用いるため、操作手順を事前に確認しておくとスムーズです。
書面契約を選ぶ場合でも、返送用のレターパックや返信用封筒が同封されるため、追加費用はほとんど発生しません。
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IT重説における注意点

IT重説を受ける際は、まず「同意」するかどうかを伝え、当日は「カメラとマイクをON」にし、事前に「物件を内覧」しておく、という3つのポイントを押さえる必要があります。
これらの準備と当日のルールを守ることが、対面での説明と同じように、納得して契約するための大切なステップになります。
利用には借主の同意が必要
IT重説を導入するかどうかは、借主の選択に委ねられます。
機器操作に不慣れな高齢者などは対面を希望する場合もあるため、事前に意思確認をおこない、明示的な同意を得る必要があります。
同意書面には説明方式、通信方法、再説明の条件などを記載し、両者が内容を理解したうえで進めることが重要です。
とくに高齢者世帯では、家族の立ち会いを求めるケースもあるため、代理人や保証人が一緒に説明を受けられるよう日程を調整するとスムーズです。
借主の同意が得られない場合は、対面での説明に切り替えることが法律上も認められています。
カメラとマイクは必ずONにすること
法律上、映像と音声を用いた双方向コミュニケーションが必須です。
借主はカメラとマイクを作動させ、説明中に質問や確認ができる状態を維持し、通信途絶時は再接続や再説明を求めましょう。
通信障害で映像が途切れた場合は、電話やチャットツールで連絡を取り合い、説明を中断した位置から再開するのが原則です。
内覧済みかどうかも事前に確認しておく
物件を内覧済みかどうかは、重要事項説明前に確認してください。
遠方で内覧が難しい場合は、詳細写真やビデオ通話によるオンライン内覧を利用し、現状を把握したうえで契約に進むことが大切です。
内覧で得た情報を踏まえて質問を用意すると、IT重説での理解度が高まり、契約後のミスマッチを防げます。
物件の周辺環境については、不動産会社が公開しているVR内覧動画やストリートビューも併用すると、生活イメージがより具体的になります。
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まとめ
IT重説は、対面せずに重要事項説明を受けられる制度で、忙しい方や遠方からの契約にも柔軟に対応できる利便性があります。
制度の背景や進行手順を理解しておくことで、スムーズかつ安心して賃貸契約を進めることが可能となります。
通信環境の整備や本人確認の方法など、オンライン特有の注意点もあるため、事前準備を万全にして臨むことが大切です。
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